現在、"不慮の外因死"は日本人の死亡原因の第5位で、10代、20代では1位を占めている。若者や働き盛りの年齢層の死亡は、社会コストという観点が大きく医療計画を支配する国々では、重要な社会問題と認識され、外傷による死亡や後遺症を減少させるため、癌や心臓病をはるかに上回る多額の費用と多くのエネルギーが使われている。一方、残念ながらわが国では従来から医療関係者、行政、一般市民にこのような認識が乏しく、外傷先進国に大きく遅れをとっている。(外傷初期診療ガイドラインより一部抜粋)外傷診療の質の向上には、まず急性期に"Preventable trauma death (防ぎえる死亡)"を回避することが最大の課題であり、 外傷患者の初期治療にあたる医師の責任はきわめて重大です。当科は、北里大学名誉教授、AO Japan元会長である糸満盛憲先生が作り上げた外傷整形外科を継承し、大学病院として重症外傷患者の初期治療を救命救急センターで行う日本でも数少ない整形外科です。AOコースへの優先参加、AO教育委員、骨折治療学会・外傷学会評議員の直接指導により十分な卒前・卒後教育、充実した整形外傷診療の研修を可能にしています。 是非、豊富な人材育成が急務とされる分野で、われわれと共に外傷治療の質の向上を目指しましょう。

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