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低侵襲な治療、股関節鏡視下手術


近年、周辺機器の充実等により、股関節鏡視下手術(股関節に対する関節鏡を用いた手術)が欧米を中心に行われるようになってきました。当院でも、適応のある患者さんには積極的に導入しています。関東でも有数の症例数をほこり、良好な成績を挙げています。
股関節鏡視下手術の対象となる病態・疾患
・ 股関節唇損傷
・ 股関節インピンジメント(Femoroacetabular Impingement)
・ 股関節内遊離体、腫瘍
・ 股関節の感染症
・ 滑膜炎(かつまくえん)
・ 原因不明の股関節痛の原因究明(診断的股関節鏡検査)

股関節鏡手術は当院では基本的に全身麻酔で行っております。患者さんは手術前日ないし前々日に入院していただきます。関節内の状態と処置によって、入院期間、療養期間は異なってまいりますので、個々の症例によってご相談させていただきます。
術後のリハビリテーションにも力を入れており、トップアスリートにも対応した体制を整えております。

これらの適応となる疾患患者さんの中には、まだ本邦では概念がはっきりしないために、原因不明と他院で診断されていたり、異なる診断で加療されていたりする例があります。受診される際には、もし他院で施行されている検査結果、画像資料等がありましたらご持参いただきますと、大変診療の参考になりますのでお持ちいただくようよろしくお願いいたします。

( 文責 : 福島 健介 )